1.我がまちなみ形成前史
我がまちの地勢は大阪千里丘陵に源を発する千里川と摂津の国を東西に横切る西国街道に挟まれた松林の丘陵地帯で、箕面有馬電気軌道 (現阪急電鉄) の開通に伴い、南斜面を中心に大阪湾を望む別荘地として戦前に開発された。
終戦直後、戦災を避けて約2万坪の松林の中に10軒程度の大区画別荘地住宅が点在し、地区内道路には桜並木が順次整備された。
まちなみの本格的形成は1960年代あたりから大規模別荘地が分割され住宅地として開発されたのが始まりで、千里ニュータウン開発と並行して住宅地が形成され、緑豊かな住宅地としてまちづくりが進められた。街区の形成に合わせて1963年には地名の「野畑」から町名の「永楽荘」に住居表示指定がなされた。このころには30戸程度のまちなみが形成されていた。
2.自治会活動のあゆみ
- (自治会の発足)
1980年
永楽荘3丁目地区環境保全会(桜会)の発足
- 1986年
- 永楽荘桜自治会(永楽荘3丁目・4丁目の一部地域)の設立
(集合住宅建設反対運動が契機)
- 1990年
- 永楽荘の桜並木が市の「豊中百景」に選定
- 1992年
- 豊中市まちづくり条例の施行
永楽荘でまちづくり学習会の開始
- (自主協定時代)
1995年
永楽荘桜自治会「環境委員会」の設置 - 1996年
- 住民発意による景観形成協定の締結
- 1997年
- 民々の自主協定が景観形成協定として市の認定
- 1997年
- 第3回「豊中都市デザイン賞」の受賞
- 2008年
- 自治会館建設に向け募金活動の開始
- 2009年
- 我がまちが「大阪まちなみ百景」に選定
自治会広報紙(冊子版)の発行開始 - 2010年 8月
- 自治会館「さくらんぼ」竣工・開館
- (法的規制時代)
2012年
景観形成協定に替わる新ルールの検討開始
景観形成協定更新検討委員会の設立
- 2015年1月
- 自治会臨時総会で景観形成協定に替わる地区計画等を豊中市に申し出
- 2015年10月
- 地区計画、景観計画(都市景観形成推進地区)の条例施工、景観形成ガイドラインの策定
- 2016年1月
- 第32回大阪府まちづくり功労者賞の受賞
- 2017年1月
- 桜自治会地区のまちなみが第1回豊中まちなみ市民賞の受賞
- 2017年8月
- 地区計画の変更要望 (民泊規制)
- 2018年2月
- 地区計画変更説明会
- 2018年7月
- 第13回住まいのまちなみコンクール「住まいのまちなみ賞」受賞
- 2018年10月
- 地区計画の変更
(戸建て住宅⇒民泊規制十グループホーム等福祉施設設置容認)
3.自治会構成地区
- 永楽荘3丁目5〜9番及び4番の一部と4丁目2番及び4番の一部
5秒ごとに変わります(1932年、1975年、2017年)